医師2名がSNSで知り合った京都のALS患者女性に対して安楽死処置を実施し、嘱託殺人罪で逮捕されました。2名の医師の普段からの言動に問題があることは否めませんが、『殺害した』と表現することに憚られる思いがあります。日本国内に於いて安楽死・尊厳死の議論が皆無であり、実際に病気で苦しんでいる患者に寄り添った意見が全く封殺されている現状があると思います。一方で医師2名もそれだけの覚悟を持って手を下したのかに疑問が残ります。主治医となった宣言をし、最後は自ら看取って死亡診断書を書く...その覚悟なしになぜわざわざ京都まで出向いて手を下したのか、疑問が残ります。加えて患者の家族と全く意見交換ができていなかったのも疑問です。安楽死・尊厳死に至るまでにどのような行動が必要なのか、国会での議論を求めたいところです。