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ビックカメラ、「クラファン家電」売り場を13店に拡大
日経MJ 2023年4月24日
ビックカメラはクラウドファンディング(CF)を手掛けるCAMPFIRE(キャンプファイヤー、東京・渋谷)と組み、CFで募ったアイデア家電を6月から販売する。2022年9月に実施した初回は1店舗のみだったが、第2段となる今回は全国13店舗に増やす。
ビックカメラとキャンプファイヤーは22年3月に販売支援企画「ビックFIRE」を共同で立ち上げた。9月に開催した第1弾では一部商品が一時品切れとなるほどの人気だったことから今回の第2弾の開催を決めた。前回は有楽町店でのみ3カ月間の開催だったが、今回は展開する店舗と期間を拡大する。
22年12月から特設サイトで「今までとは違う視点や手法で、世の中の困りごとを解決できる製品」というテーマで商品を募っている。すでに100を超える応募が集まっており、その中からビックカメラのバイヤーなどが厳選した商品を販売する。
商品は23年9月まで引き続き募集し、約半年の開催期間中に随時入れ替えていく。売れ行きが好調だった商品は期間終了後も店舗で販売する。
CFを通じて考案された商品は、資金調達から開発まではできても、その後の販路を確保することが難しいとされる。CFに取り組む新興企業などにとっては、店舗数の多いビックカメラで販売することで販路と認知度の拡大につながる。
ビックカメラの商品企画開発部の松井篤志次長は「ビックFIREは家電の買い替え以外でもふらっと店に立ち寄っていただく理由になる。将来的には常設することも検討していきたい」と話す。